世界の皆様 ごきげんよう 世界のROUGO 老後です。
今回はドラマ映画の紹介をさせていただきます。
【前科者】
有村架純さん演じる佳代はコンビニでアルバイトをして生計を立てながら、罪を犯した者の更生を助ける無給の国家公務員である保護司になることを決意します。
過去の自分の出来事で自分の命は他人から与えられたものとして全てをこの仕事に全精力を傾けていきます。
覚せい剤取締法違反、傷害罪、殺人と罪を犯した者たちを何とか社会に溶け込めるよう自分の家に先ず招き入れ、お手製の牛丼をもてなします。
傷害罪で仮釈放になった若い女性はひた向きな佳代の姿に次第に心を許していくようになります。
色々なアクシデントが起こる日々でも佳代は過去のトラウマを常に胸に秘め前科者たちと寄り添い日々成長していきます。
私はこの映画を見て罪を犯した人間の社会復帰は現実どのようなものかもよく分かりません。
周りにもそのような人たちと接したことがありませんので現状を知りません。
罪を背負った者たちはなぜ世間から白い目で見られ疎まれていくのでしょうか
その冷たい視線の中で前科者たちは身を潜めただ生計を立てるのみだけに必死に生きています。
中には犯した罪をなんとも思わず平気で暮らしている輩も現実にいるし、それを世間でも全ての前科者がそうであるかのような考えを持っています。
この映画では大学のサークルの男子学生にそそのかされて覚せい剤に手を出ししてしまった若い女学生が登場します。
彼女は何とかこの苦しみから逃れようと佳代に依存していきます。結局彼女は人に愛されたい一心で依存症の道を自分で選択していきます。
彼女の力になれなかった佳代は自分の力の無さをどうすることもできませんでした。
その時佳代のそばで寄り添い一緒になって涙を流してくれたのが前科者の傷害罪で仮釈放の若い女性斉藤みどりだったのです。
人は罪を犯した人間でも心から信頼した相手を決して裏切らない人もいます。
逆に信頼していた善良と呼ばれた人間から裏切られる場合もあります。
いずれにせよ心の痛手を受けたのなら受けたものが自分で招き寄せたと私は考えます。
佳代演じる有村架純さんの素朴で可愛らしい健気な姿に私は大和撫子を感じるのでございます。
彼女の益々の発展に乾杯です。